輸配送に関するCO2排出量の計算方法には主に燃料法、燃費法、トンキロ法が用いられます。
燃料法は、輸送に使用された燃料の種類や量に基づいてCO2排出量を計算する方法です。この方法は、燃料の種類や燃焼効率によってCO2排出量が変わるため、輸送に使用された車両の種類や走行条件によって異なる結果が得られます。燃費法は、輸送に使用された車両の燃費性能に基づいてCO2排出量を計算する方法です。具体的には、輸送に使用された車両の燃費（燃料1リットルあたりの走行距離）と、輸送にかかった距離からCO2排出量を算出します。トンキロ法は、輸送によって運ばれた貨物の重量と輸送距離に基づいてCO2排出量を計算する方法です。具体的には、貨物の重量と輸送距離からトンキロメートル（運ばれた貨物1トンを1キロメートル運ぶ場合の距離）を算出し、輸送に使用された車両のCO2排出係数と乗じてCO2排出量を計算します。なお、改正省エネ法ではトラック輸送のCO2排出量算定に「改良トンキロ法」という積載率、車両の燃料種類、最大積載量別輸送トンキロを使った計算方法を採用しています。
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