2024年11月、大阪市は環境省の「脱炭素先行地域」に選定されました。この取り組みは、2050年カーボンニュートラル達成を目指し、2030年度までに都市部のCO2排出削減を進めるものです。大阪市は御堂筋エリアを中心に、官民一体で電力消費に伴うCO2排出実質ゼロを目指しています。
具体的な取り組み
1. 建物のZEB化(建物のエネルギーを省エネと再生可能エネルギーでまかない、年間のエネルギー消費を実質ゼロにする建物のこと)
御堂筋沿いのビルを建て替え、省エネ設計を徹底。既存ビルには高効率空調やLED照明を導入し、省エネを推進します。
2. 再生可能エネルギーの活用
太陽光発電を中心に、再エネ電力を市内住宅や小中学校から供給し、都市部のエネルギー課題を解決します。
3. 地域間連携による脱炭素化
地方で生産された再エネ電力を都市部に供給する仕組みを構築。エネルギー不足を補います。
4. 災害時のレジリエンス強化
自立型電源を確保し、災害時の電力供給を支える体制を整備します。
中小企業へのビジネスチャンス
このように世の中で脱炭素に対する動きが活発的になってきている中で、脱炭素化は中小企業にも新たな商機をもたらします。
1. コスト削減
省エネ設備の導入によりエネルギー使用量を削減し、運用コストの低減が可能です。
2. 競争力向上
環境基準を満たすことで、取引先や顧客からの信頼を獲得し、競争優位性を高められます。
3. 環境対応型企業としてのイメージアップ
再エネ活用や省エネ化の取り組みを通じ、企業イメージが向上し、新規顧客の獲得にもつながります。
4. 新たな収益機会の創出
再エネ活用や省エネ技術に関連した市場拡大により、新しいビジネスのチャンスを掴むことが期待されます。
株式会社ゼロプラスでは、補助金申請支援や排出量算定ツールの提供、SBT認定取得のサポートを通じて、中小企業の脱炭素化を後押ししています。
今回の大阪市の御堂筋プロジェクトは、都市部の脱炭素化と経済活性化を両立するモデルケースです。
脱炭素経営に関心のある中小企業の皆様は、ぜひゼロプラスまでお問い合わせください。
また本記事の内容の詳細な情報については、大阪市の公式ホームページをご確認いただくか、弊社にご相談ください。
【大阪市の公式ホームページ】
https://www.city.osaka.lg.jp/kankyo/page/0000611691.html
参考資料
【中小企業が脱炭素化を進めるメリット】
https://www.co2-hikaku.com/column/788/
【中小企業が脱炭素を進める上での課題と解決策】
https://www.co2-hikaku.com/column/775/
【中小企業が脱炭素化を進める4つのステップ】
https://www.co2-hikaku.com/column/800/
【製造業の脱炭素経営に向けた取組みをご紹介します!】
https://www.co2-hikaku.com/column/1622/
【中小企業がSBT(Science Based Targets)を取得するメリット】
https://www.co2-hikaku.com/column/473/
【省エネ大賞受賞!中小企業の設備電力を可視化する「エニマス」を使ってみた。】
https://www.co2-hikaku.com/column/1647/
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