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コラム

2025.03.14

2025年度省エネ補助金が始まります!

以前のコラムでも少しお伝えしましたが、今年も政府の支援策として省エネ補助金が実施されます。公募開始に先立って2025年3月3日より、設備単位型の補助対象設備の製品型番登録がスタートしました。今回は省エネ補助金について、私たちで支援させていただいた精密板金加工業者の採択事例とともに解説します。

 

 

 

省エネ補助金とは

省エネ補助金とは「省エネルギー投資促進支援事業費補助金」のことで、既存設備を省エネ性能の高い設備へ更新する際の費用を支援している補助金制度です。省エネ補助金の中でもいくつか種類がありますが、最も申請件数が多いのが設備単位型の補助金です。設備単位型は、所定の基準を満たし登録された補助対象設備の導入に対して補助金が交付されるもので、前回より予算規模が拡充されています。
設備単位型において、昨年までは設定されていなかった省エネ要件が2025年度より新たに設けられています。省エネ要件としては、以下の3点のうちいずれかを満たしている必要があります。
⓵省エネ率:10%以上
⓶省エネ量:1kl以上
③経費当たり省エネ量:1kl/千万円

また、エネルギーの合理化に関する中長期計画を策定することが、新たな要件として追加されました。これにより、従来よりもさらに省エネ効果が重視されるようになったため、申請の難易度が上がっています。申請を予定されている方はご注意ください。
参考:経済産業省 令和6年度補正予算案における省エネ支援パッケージ
https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/government/data/package_r6.pdf

 

採択事例

昨年ご支援させていただき、省エネ補助金の採択を受けた中小製造業の採択事例をご紹介します。この企業は精密板金加工業者で、従来使用していたCO2レーザ加工機をファイバーレーザ加工機に更新するため省エネ補助金を活用しました。既存設備と新規設備におけるエネルギーの原油換算使用量を比較すると、年間77.2%の削減に成功しています。古くなった設備を更新することによって高精度な切断加工が可能となるだけでなく、省エネとそれに伴うコスト削減につながります。


2025年度は新たに省エネ率や省エネ量の要件が追加されているため、CO2レーザ加工機からファイバーレーザ加工機への更新といった、特に省エネ効果の高い設備導入を行うのがおすすめです。設備更新には多額の費用がかかるため、少しでも負担を減らせるように省エネ補助金を上手く活用しましょう。

 

予想スケジュール

2025年度省エネ補助金の申請から補助金入金までの正式なスケジュールはまだ発表されていませんが、例年の流れから予想したスケジュールは以下の通りとなるためこちらをご参考ください。昨年通りであれば、2025年3月末から4月中旬にかけて公募が行われ、5月から6月にかけて審査と交付決定が実施されると見られます。正式な日程については省エネ補助金執行団体であるSIIのホームページで公開される公募要領にてご確認ください。
SIIホームページ:https://sii.or.jp/setsubi06r/

 

まとめ

今年度に実施された省エネ補助金が2025年度にも実施されることになりました。既存の設備から省エネ性能が高い設備へ更新を行う場合、省エネ補助金を活用することで設備更新に伴うコストを削減することができます。少ない負担で生産性の向上とエネルギー使用量の削減を実現できる省エネ補助金ですが、2025年度からは申請要件が新たに追加されているため、申請の難易度が上がっています。どうしたら良いかわからないとお悩みの方はお気軽にご相談ください。

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